雨続きで湿度が高くなる梅雨は、愛犬の健康管理に注意が必要です。愛犬が体調不良にならないよう、ぜひケアしてあげましょう。
本記事では、梅雨時の犬がかかりやすい病気について紹介します。梅雨時も快適に過ごすためのポイントも紹介しますので、ぜひご覧ください。
■梅雨時の犬がかかりやすい病気

梅雨時の犬がかかりやすい病気は次の3つです。
- 食中毒
- 皮膚病
- 外耳炎
3つの病気について、それぞれどのようなものかチェックしてみましょう。
■食中毒
梅雨は食べものが腐りやすく、食中毒を起こすリスクが高い時期です。水分が多いウェットフードや手作りのフードは、特に注意する必要があります。
食中毒になると、下痢・嘔吐などの症状が出ます。愛犬がフードを食べ残したら、放置せず片づけましょう。食器は常に清潔な状態にしておくことも大切です。
■皮膚病
カビやダニが増えやすい梅雨時は、皮膚病の発症率が高くなります。皮膚病のおもな症状はかゆみ・発疹・脱毛などです。
犬の体は被毛に覆われているため、初期の段階では気づきにくいかもしれません。「体をかいている」「皮膚に赤みがある」といった症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
■外耳炎
湿気・寄生虫・アレルギーなどによって発症する病気が外耳炎です。愛犬が頻繁に耳をかいているようなら、外耳炎が原因かもしれません。
外耳炎のおもな症状はかゆみや痛みです。また、外耳炎では「耳垢が増える」「耳のにおいが強くなる」といった症状が出ることもあります。
外耳炎になりやすいのは、ビーグルやトイ・プードルなど垂れ耳で毛の多い犬種です。こまめに耳の中をチェックしてあげましょう。
■愛犬が梅雨時も快適に過ごすためのポイント
梅雨時は、人間だけでなく犬にとってもストレスが多い時期です。愛犬が快適に過ごすためのポイントも紹介しますので、ぜひ工夫してみましょう。
■室内の温度や湿度を調整する
愛犬が梅雨時も快適に過ごせるよう、室内の温度や湿度を調整しましょう。愛犬が快適に過ごせる温度と湿度の目安は以下のとおりです。
- 温度……21~25度℃
- 湿度……50~60%
ただし、年齢や毛量による違いもあります。様子を見ながら湿度と温度を調整してみてください。
■散歩を工夫する
雨で愛犬が嫌がるときは、無理に散歩をさせなくても大丈夫です。散歩に出かけるときは、次のような工夫をしてみましょう。
- レインコートを着せる
- 散歩の時間を短くする
- 濡れにくい場所に行く
- 屋内ドッグランを活用する
愛犬の体温を下げないよう、レインコートなどの雨具を活用しましょう。梅雨時は、散歩の時間を短くするのも方法のひとつです。
雨の日の散歩で被毛が濡れたら、ドライヤーを使ってしっかりと乾かしましょう。外耳炎を起こさないよう、耳の中を乾かすことも大切です。
■一緒に遊ぶ時間を増やす
雨が強くて散歩が難しいときは、一緒に遊ぶ時間を増やしましょう。室内であっても、体を動かして遊ぶとストレス発散に役立ちます。
知育玩具やノーズワークなどもストレスの発散に効果的です。
※ノーズワークとは、鼻(嗅覚)を使った仕事や遊び全般を指します。
■こまめに掃除をする
カビやダニなどが繁殖しやすい梅雨時は、こまめな掃除も大切です。犬のベッドや毛布などはこまめに洗い、汚れや被毛などを取り除きましょう。
洗えないものには除菌スプレーの活用がおすすめですが、わんちゃんでも安心な物を使用してください。
■梅雨時も愛犬と楽しく!
梅雨時は、愛犬の体調管理に注意しなくてはならない時期です。愛犬の様子が普段と違うことに気づいたら、なるべく早めに動物病院を受診してみましょう。
紹介した内容を参考に、ぜひ梅雨時も愛犬と楽しく快適に過ごしてくださいね。
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